2005年10月28日
曽根をめぐって
「中心と周縁の理論」という見事な理論がある。中心的存在になってしまったところからは物事は変わらず、常に周辺から新しいことが起こるという法則である。
私は尾鷲から物事を変えていこうとは思わないが、曽根のような人口200人の集落なら物事は変わるのではないかと思う。
集落としては行き詰まり状態であり、来るべき時まで来ている。ここまで来たら改革を推し進めることができるのではないか。
曽根の向井組合長と会った。40年他所で働いていた。中国四国地方で、いろいろな自営をやってきた経歴がおもしろい。居酒屋をしたことがある。スーパーもしたことがある。縫製工場もしたことがある。60歳までいろいろな事業を試みた。
私は尾鷲から物事を変えていこうとは思わないが、曽根のような人口200人の集落なら物事は変わるのではないかと思う。
集落としては行き詰まり状態であり、来るべき時まで来ている。ここまで来たら改革を推し進めることができるのではないか。
曽根の向井組合長と会った。40年他所で働いていた。中国四国地方で、いろいろな自営をやってきた経歴がおもしろい。居酒屋をしたことがある。スーパーもしたことがある。縫製工場もしたことがある。60歳までいろいろな事業を試みた。
曽根にいる母親が死んだ時、曽根にしばらく居た。あまりにも寂しくなってしまった故郷であった。曽根に帰ろうと思った。
曽根の住民の9割がたは漁業組合員である。その組合に入った。数年役員をした。そして一年前から組合長に利立候補した。給料は5万円である。
組合員に事細かに報告せず、トップダウンでやっていくことにした。大まかなことを言っておいて事を進めていく。
山はほとんどが区有林である。その山を使って「ウラシロ シダ」を作る事業を組合で興した。カラー真珠の養殖を興した。
台風に強く、津波にも強い曽根は東南向きである。背後には熊野古道の太郎坂次郎坂がある。海は穏やかで景色はよい。この景色は何億円出しても買えるものではない。することはいっぱいある。電照菊をハウス栽培することも考えている。温浴設備も作りたい。間伐材を使ったログハウスも作って貸し出しをしたい。
「よいとこネット」を通して知った夫婦は曽根に住もうかと考えている。船や住宅のデザイナーである。景色がよいことに加えて、空家が多いからだ。古い空家を改装できるかもしれない。すると曽根の集落のデザインを徐々に変えていくことができる。景観を重視した村作りができるかもしれない。このことを組合長に言ったら、結構なことだ、人口は一人でも増えてほしい。
曽根も他の浦村と変わらず、段々になった山の中に家が建っている。私は小さな四人乗りくらいのケーブルカーを縦に一本つければ、この浦村の不便さは解消できるのではないか、と思っている。可能かどうかは調査をしてみればよい。歩くよりも遅い程度の小型のケーブルカーでよい。すると山の水平の道を歩いて、ケーブルカーに乗ることができる。規制の障害があれば撤廃してもらえばよい。
もうひとつある。市に働きかけて、夜の12時まで市のバスを走らせてもらうことだ。尾鷲、九鬼、早田、三木浦、三木里、古江、賀田、曽根、梶賀を回る。一時間に1本バスが出れば、尾鷲に容易に出かけられるし、曽根や三木浦で素敵なこの風景にあったレストランくらいは可能である。温浴施設も可能となる。まして、もうすぐ無料の高速道路が通る予定である。
私は、高速、浦村と尾鷲を結ぶ巡回バス、山を登るケーブルカーの3点セットで移動の基盤を緻密にすれば、曽根は再興できるのではないかと思う。
ましてや、雰囲気のあるレストランでもできたら、そこで、日本のしみじみとした歌でも歌う歌手でも毎日いれば、他所からでも客は来ると思う。
昇り降りがしんどくない交通網を作るればいろいろなことが可能になる。デザイナー夫婦も一役、お金を得ながら活躍もできる。
考えれば考えるほど組合長はこの仕事は遣り甲斐があると感じるのだ。
「忙しいですか」
「ああ、分刻みでな」
「でも組合長は威張っていないんで、私は初対面なのに気楽に会ってくれるところがいいですよ。普通、なんか忙しそうな振りしてね、会うのに値打ちを持たせる人っているでしょ」
「そんなんない。そんなことしとったら事が運ばないよ」
「会える人とは会って、じっと話を聞く。それが大事や」
素敵な景観の集落になったら、熊野古道客も来るようになる。
曽根でおもしろい事例を出したら、他の浦村も真似をはじめる。すると今後、10年、20年で、新しい風景にマッチした家々が並ぶ集落に変わるだろう。 世界にモデルは多い。
強いリーダーがいれば相当なことが可能である。
デザイナーという人が参加するだけで、いろんな風に絵が描けるというのはすごい。
今日私はこのデザイナーに電話をして、曽根に住んでみないか、今度の日曜日に曽根を見に来たらどうか、と誘った。快諾してくれた。
「遠慮せずにピンとこなかったら言ってよ」
「わかりました。海が見えればいいんですから」
ということで、日曜日、組合長に曽根を案内してもらい、空家を見て回るのである。このツアーに参加したい人は歓迎。集合は30日(日)国道42号線の「NEW SANKI」というレストラン。尾鷲を通りぬけたところの名古屋方面から走って右側。隣りに「さんきのうどんや」があり、その奥にパチンコ屋」がある。レストランに12時集合。昼食を食べて、曽根出かける。
こういう人が一人いるだけで、町は変わるのだ。彼に援軍をつけたい。自立し合ったものが援軍を組むのならよい。
私は今度はデザイナーと大工さんをつなげようと思っている。
周縁にいる曽根はおもしろくなるかもしれない。そうやって尾鷲も変化していく。尾鷲が変化したから曽根が変化するのではない。あくまでも周縁からが法則であり、成功の可能性は強いと思う。
曽根の住民の9割がたは漁業組合員である。その組合に入った。数年役員をした。そして一年前から組合長に利立候補した。給料は5万円である。
組合員に事細かに報告せず、トップダウンでやっていくことにした。大まかなことを言っておいて事を進めていく。
山はほとんどが区有林である。その山を使って「ウラシロ シダ」を作る事業を組合で興した。カラー真珠の養殖を興した。
台風に強く、津波にも強い曽根は東南向きである。背後には熊野古道の太郎坂次郎坂がある。海は穏やかで景色はよい。この景色は何億円出しても買えるものではない。することはいっぱいある。電照菊をハウス栽培することも考えている。温浴設備も作りたい。間伐材を使ったログハウスも作って貸し出しをしたい。
「よいとこネット」を通して知った夫婦は曽根に住もうかと考えている。船や住宅のデザイナーである。景色がよいことに加えて、空家が多いからだ。古い空家を改装できるかもしれない。すると曽根の集落のデザインを徐々に変えていくことができる。景観を重視した村作りができるかもしれない。このことを組合長に言ったら、結構なことだ、人口は一人でも増えてほしい。
曽根も他の浦村と変わらず、段々になった山の中に家が建っている。私は小さな四人乗りくらいのケーブルカーを縦に一本つければ、この浦村の不便さは解消できるのではないか、と思っている。可能かどうかは調査をしてみればよい。歩くよりも遅い程度の小型のケーブルカーでよい。すると山の水平の道を歩いて、ケーブルカーに乗ることができる。規制の障害があれば撤廃してもらえばよい。
もうひとつある。市に働きかけて、夜の12時まで市のバスを走らせてもらうことだ。尾鷲、九鬼、早田、三木浦、三木里、古江、賀田、曽根、梶賀を回る。一時間に1本バスが出れば、尾鷲に容易に出かけられるし、曽根や三木浦で素敵なこの風景にあったレストランくらいは可能である。温浴施設も可能となる。まして、もうすぐ無料の高速道路が通る予定である。
私は、高速、浦村と尾鷲を結ぶ巡回バス、山を登るケーブルカーの3点セットで移動の基盤を緻密にすれば、曽根は再興できるのではないかと思う。
ましてや、雰囲気のあるレストランでもできたら、そこで、日本のしみじみとした歌でも歌う歌手でも毎日いれば、他所からでも客は来ると思う。
昇り降りがしんどくない交通網を作るればいろいろなことが可能になる。デザイナー夫婦も一役、お金を得ながら活躍もできる。
考えれば考えるほど組合長はこの仕事は遣り甲斐があると感じるのだ。
「忙しいですか」
「ああ、分刻みでな」
「でも組合長は威張っていないんで、私は初対面なのに気楽に会ってくれるところがいいですよ。普通、なんか忙しそうな振りしてね、会うのに値打ちを持たせる人っているでしょ」
「そんなんない。そんなことしとったら事が運ばないよ」
「会える人とは会って、じっと話を聞く。それが大事や」
素敵な景観の集落になったら、熊野古道客も来るようになる。
曽根でおもしろい事例を出したら、他の浦村も真似をはじめる。すると今後、10年、20年で、新しい風景にマッチした家々が並ぶ集落に変わるだろう。 世界にモデルは多い。
強いリーダーがいれば相当なことが可能である。
デザイナーという人が参加するだけで、いろんな風に絵が描けるというのはすごい。
今日私はこのデザイナーに電話をして、曽根に住んでみないか、今度の日曜日に曽根を見に来たらどうか、と誘った。快諾してくれた。
「遠慮せずにピンとこなかったら言ってよ」
「わかりました。海が見えればいいんですから」
ということで、日曜日、組合長に曽根を案内してもらい、空家を見て回るのである。このツアーに参加したい人は歓迎。集合は30日(日)国道42号線の「NEW SANKI」というレストラン。尾鷲を通りぬけたところの名古屋方面から走って右側。隣りに「さんきのうどんや」があり、その奥にパチンコ屋」がある。レストランに12時集合。昼食を食べて、曽根出かける。
こういう人が一人いるだけで、町は変わるのだ。彼に援軍をつけたい。自立し合ったものが援軍を組むのならよい。
私は今度はデザイナーと大工さんをつなげようと思っている。
周縁にいる曽根はおもしろくなるかもしれない。そうやって尾鷲も変化していく。尾鷲が変化したから曽根が変化するのではない。あくまでも周縁からが法則であり、成功の可能性は強いと思う。
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この記事へのコメント
1. Posted by
nie
2005年10月28日 21:02
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。当社のサイトへリンクを貼らせていただいたのですが、もしご都合が悪ければご一報ください。相互リンクいただければ幸いです。


